業績・財務ハイライト

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エクセルデータ 2012年3月期~2024年3月期[EXLファイルを開きます13KB]

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経営成績の概況 (2024年度3月期決算)

 当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、雇用や所得環境の改善が進む中、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、緊迫化する中東情勢や円安を背景としたエネルギー価格の更なる高騰が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況にあります。

 このような状況のなか、当社グループは「中期経営計画2025」を2023年5月に公表いたしました。この中期経営計画では、当社グループの持続的成長に向け①事業収益力の成長、②持続的成長基盤の強化、③人財・組織の活力最大化の3つをキーメッセージとして掲げております。

 当連結会計年度における業績につきましては、グループの継続取引顧客件数は59千件増加(前連結会計年度は106千件増加)し、3,358千件となりました。TLC会員数は56千件増加(前連結会計年度は71千件増加)し、1,214千件となりました。グループ顧客件数の増加等により、売上高は231,513百万円(前連結会計年度比0.6%増)となり7期連続の増収で過去最高を更新し、営業利益は15,511百万円(同4.0%増)となりました。また、持分法投資損失の負担減少等により経常利益は15,531百万円(同16.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,481百万円(同31.2%増)となりました。

 当連結会計年度におけるトピックスにつきましては、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として2023年7月に、フィリピン共和国において再生可能エネルギー発電事業を展開するPure Energy HoldingsCorporationグループの子会社で水力発電事業を営むREPOWER ENERGY DEVELOPMENT CORPORATIONに出資いたしました。なお、同社に対しては2024年2月に追加出資を行い、持分法適用関連会社といたしました。2023年8月には、三重県伊勢市にLPガス販売の営業拠点を新設し、事業基盤の拡大について着実な成果をあげております。同年10月には、アマゾン ウェブ サービス(AWS)*のパートナー認定制度であるAWSパートナーネットワークにおいて、最上位レベルの「AWSプレミアティアサービス パートナー」に国内14社目として昇格いたしました。同年12月には、浮体式洋上風力発電の開発に取り組む株式会社アルバトロス・テクノロジー(東京都中央区)に出資し、当社グループのGX(グリーントランスフォーメーション)推進に活用してまいります。また、2024年1月にシステムの受託開発や医療機関向けのアプリケーション開発を営む株式会社ユー・アイ・エス(東京都千代田区)を連結子会社化いたしました。さらに、同年3月にはLPガス事業を営む株式会社フジプロ(神奈川県茅ケ崎市)の株式を取得する株式譲渡契約を締結し、同年4月より連結子会社といたします。

 今後もシェア拡大やM&Aなどの事業投資に積極的に取り組み、持続的な成長を図ってまいります。

 *アマゾン ウェブ サービス(AWS):Amazon Web Services, Inc.が提供するクラウドサービス。

今後の見通し

 当社グループは、2023年度から2025年度までの3ヵ年を対象としてTOKAIグループ「中期経営計画2025」を策定しました。この中計では①事業収益力の成長、②持続的成長基盤の強化、③人財・組織の活力最大化について、当社グループの持続的成長に向けて取り組むべきテーマとしております。

 2024年度においては、売上高については主要事業を中心に顧客件数の増加やエリア拡大による増収を計画し、相応の営業戦略コスト等を織り込みながらも営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の増益を見込んでおります。

 以上により、2024年度の連結業績見通しについては下記の通りとなります。

<2024年度連結通期見通し>

売上高244,000百万円(前期比 5.4%増)
営業利益16,000百万円(同 3.2%増)
経常利益16,000百万円(同 3.0%増)
当期純利益9,000百万円(同 6.1%増)

上記業績予想は、2024年3月期 決算発表時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後、様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。

経営成績の推移

財政状態の推移

キャッシュ・フローの推移

主な指標

エクセルデータ 2023年3月期~2024年3月期[14KB]

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経営成績の推移

財政状態の推移

キャッシュ・フローの推移

主な指標